いとう新検見川クリニック(胃腸科・外科・内科)
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Drヤスシのクリニック便り
当クリニックでは、皆様のお役に立つ情報などを「クリニック便り」 として定期的にお伝えしてまいりますので、お時間のあるときに 読んでみてください。
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No.11   No.12   No.13                            
No.1 平成18年11月15日
 10月10日にクリニックを開院して、1ヶ月が経ちました。開院初日に20名の新患の患者さんが来られ、現在まで300名を越す方々が来られました。開院当初は不慣れな院長、事務スタッフのため、不手際などでご迷惑をおかけしたこともあったと思いますが、徐々に診療、事務体制を整えておりますので、ご容赦の程お願いいたします。
 11月9日までの1ヶ月間で、乳がん検診でマンモグラフィを撮影した件数は64件でした。通常の集団検診では、マンモグラフィ150件〜200件に1名の乳がんが発見されると言われています。当院ではこの間、1名の乳がんが発見されました。腫瘍径は小さく早期の乳がんであり、適切な治療により根治される可能性が高いと考えます。今年の通常国会にて、「がん対策基本法」が成立しましたが、この法案でもがんの早期発見に重点をおく項目が記載されています。現在、がんと診断されてそのがんで生命を落とされる方は半数おられますが、言い換えれば半数は適切な治療で治癒されています。今後は、もっと早期発見が進んでいけば、治癒される比率も70、80%になっていくと思います。そのためには、がん検診の受診率の向上と検査精度の高さが必要になってきます。マンモグラフィ検診では、欧米の受診率70〜80%に比べ、日本ではいまだ10%台という低さです。また、日本人に多い胃がんの検診も、内視鏡がつらい、といって精密検査を怠ることがしばしばあります。そういう意味では、比較的楽に検査が受けられる経鼻内視鏡は、胃がん検診の中では今後需要が高まっていくことと思います。当院では、開院1ヶ月で経鼻内視鏡は27件行いました。皆さんに感想を聞いていますが、ほとんどの方は楽にできた、と喜んでおられました。幸い、胃がんは発見されませんでしたが、治療を要する胃潰瘍、十二指腸潰瘍が数件あり、ピロリ菌の除菌療法等を行っています。
 外科医として25年間やってきて、治ると確信できる症例は外科医の腕にも一層の力がみなぎるのですが、手に負えない・打つ手がないという症例にあたるときの無念な気持ち程、つらいものはありません。ましてや患者さんご本人の気持ちを察すると、言葉も出なくなってしまいます。こういうことが、一人でも少なくなるよう、がん検診の重要性について皆さんに考えていただきたいと思います。
 また、一昔前には成人病といわれていた高血圧、高脂血症、糖尿病などの生活習慣病に関しても、「沈黙の病気」といわれているように、症状が出ないまま放置されると、突然、心筋梗塞、脳梗塞などを発症してしまいます。気がついたらもう遅かった、では何とも悔やまれます。やはり、先手、先手で自分の体を守っていきたいものです。
 最初から、やや硬いお話になってしまいましたが、今まで病院の勤務医としてやってきて、多くの患者さんに出会って、現在思っていることの一つとして今回述べさせていただきました。このお便りでは、普段ゆっくりお話できないような私のきままな気持ちや皆様に役立つ情報などを定期的に述べてまいりますので、時間のあるときに読んでみてください。
 
No.2 平成18年12月13日
 12月に入ると、朝晩は冷え込んでまいりました。例年初冬から12月のこの時期になると、感染性胃腸炎の患者さんが多くなります。感染性胃腸炎という診断名は様々な原因による症候群であり、主には細菌かウイルスによるものです。冬季に発生する感染性胃腸炎のほとんどはウイルスによるものです。原因ウイルスは、ノロウイルス、ロタウイルス、アデノウイルスなどが知られていますが、今年はノロウイルスを原因とする感染性胃腸炎が、過去25年で最大の流行となったことが、12月8日国立感染症研究所の調査で分かりました。例年、12月中旬から末に流行のピークを迎えますので、皆様一層の注意をしていてください。
 クリニックも開院して2ヶ月が過ぎ、万全の体制が取れるように努力しています。経鼻内視鏡は毎日午前中2件できるようにしました。マンモグラフィも、女性レントゲン技師がいつでも撮れるような体制を検討中です。皆様により受診していただきやすいようにしていきたいと考えています。稲毛駅近くに乳腺・甲状腺クリニックとして診療されている川上診療所の川上義弘先生が、ホームページで私のことをご紹介してくださいました。川上先生のことは、千葉市内の女性ならご存知の方も多いと思います。その紹介文の中で、私が現在放映中のフジテレビ系ドラマ「Dr.コトー診療所」の医療監修をしていることについて触れられていました。それもあってか、診察中よく質問を受けます。私の担当は、ドラマの中の乳がんと胃がんに関連した医療指導でした。ドラマの中の台詞、医療用語、手術の際の器械の使い方や手の動きなどの監修です。撮影は深夜におよぶこともありましたが、すべての収録は無事終了しており、ドラマを見ている方は最終回に向けて楽しみにしていてください。医師とはどうあるべきか、どう患者と向かい合うべきか、という所も見所の1つになっています。また、患者やその家族としての心理、お互いのきずなも印象強く残ることと思います。
 プライマリーケアというと少し耳慣れない言葉かもしれませんが、風邪や腹痛やけがなどの広く一般的な病気の診断をし初期診療をすることをいいますが、Dr.コトーは離島の診療所でまさにこのプライマリーケアを実践しています。(もっとも消化器外科、脳外科、胸部外科などのかなり難しい手術も何でもこなしてしまうのは、元々は漫画ですので実際にはないことですが。)プライマリーケアは、広い知識と経験が必要で、日本には日本プライマリーケア学会による専門医制度まであります。2004年から導入された新臨床研修制度もその目的は、「プライマリーケアの基本的な診療能力を修得すること」にあります。私が医師になった頃はこのような制度はなく、自分で勉強したり経験をつみながら覚えていくしかありませんでした。当直などの夜勤にはさまざまな患者さんが来ますので、いろいろな場面に対応できなくてはなりません。消化器、乳腺外科が専門でしたが、その一方で他の多くのことをこうして経験しながらやってきたことが、今の自分には力になっているように思います。Dr.コトーの医療指導をしながら、クリニックとして診療を行っている自分に照らし合わせて、ふとそのようなことを思っていました。乳腺疾患や消化器疾患を主に行いながら、さまざまな症状や訴えを持った患者さんのプライマリーケアとその後のフォローアップを行える医師としての自覚を、今後も持ち続けていかなければいけない、と思っております。
 これからが、寒さも一段と厳しくなっていきます。皆様、お元気で年を越せられますように、健康管理には十分気をつけてください。次回は、年明けにご挨拶いたします
 
No.3 平成19年1月19日
 新しい年がスタートし、皆様いかがお過ごしでしょうか。皆様それぞれの年末年始を送られて、新たな気持ちで新年を迎えられたことと思います。私は、病院勤務を離れて初めてのお正月を、のんびりと過ごしました。元旦に、「硫黄島からの手紙」という映画を観ました。第二次世界大戦で、終戦近くになって硫黄島の日本軍が、敗れると覚悟しながらアメリカ軍と壮絶な戦いをしたという映画ですが、戦争の悲惨さと人命の大切さを強烈にメッセージとして伝えている映画でした。国のために命を捧げなければならなかった時代にくらべ、今の日本はなんて平和なんだろうと、改めて思いました。平和な日本に感謝です。食糧から日常生活品にいたるまで、今日本になくて困るものはほとんどないと思います。又、自分でやりたいことがあれば、大抵の場合、やれる環境は整っています。そう思っていたのもつかの間、新年早々から暗い事件が続いてしまいました。飽食の今の時代、大切なものはなにかをもう一度考えて見直さなければいけない、などと自分で思っていました。娘と息子と一緒にこの映画を観たのですが、そんなことを感じとってくれればいいな、と思いました。
 二日間かけて行われる箱根駅伝は、今や日本のお正月の国民的な行事になっているようです。選手達が一生懸命走る姿に、見ている側が共感して、何かを感じ取るのだと思います。沿道の人達は、参加校の選手全員に旗を振って応援しています。情熱をもって頑張っている姿に、自分を重ねようとしているのかもしれません。自分も今年一年頑張るぞ、と思いながら見ているのかもしれません。箱根駅伝が終わると、平常な生活に戻り、皆が新たな目標に向かっていくスタートをきるのでしょうか。どうか、皆様にとって有意義な一年でありますよう、お祈り申し上げます。
 さて、私はというと、クリニック便りNo.2で述べさせていただいた、プライマリ・ケア医としての責務を果たすべく、診療に従事していこうと思います。クリニックで準備した医療機器でできうる疾患の診断と治療を行うとともに、病気の予防にも力を入れていきたいと思います。一口に予防といっても、その範囲は広く、疾患の発症予防を行う一次予防、疾患の無症状期における早期発見と早期治療を行う二次予防、さらに既存の疾患の合併症や再発・進展の予防、防止を行う三次予防があります。予防に関する医療を提供し、情報を皆様に発信し続けることも、医師の役割と考え診療にあたらせていただきたいと考えております。皆様とともに、心身ともに健康な生活を送れるよう、一緒に考えていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
 
No.4 平成19年3月5日
 すでに3月に入り、今年の冬はあまり寒さを感じることなく過ぎようとしています。インフルエンザは2月初旬頃までは流行の兆しはなく、「このまま過ぎればいいけどね」、などと言っていたら、2月中旬位から急にここ新検見川の地域で流行りだしてしまいました。病院や診療所を廻っている医療関係の業者さんの話では、どうもお隣の幕張あたりではそれ程患者さんが出ていないようで、新検見川辺りが特に流行っているそうです。(こういう業者さんは、リアルタイムに情報を伝えてきます。) インフルエンザウイルスだけではなく、一般に冬の感冒の原因となっているのは、ほとんどがウイルスによるものといわれていて、低温・低湿な状態が感染を助長します。予防には、うがい・手洗いが基本ですが、室内の加湿も有効です。また、睡眠不足などによる免疫力の低下も感染の要因になります。暖冬とはいえ、皆様くれぐれもご注意ください。
 毎年この時期やってくるスギ花粉症、最初の報告は1964年にされたそうで、約40年の間にわが国で激増したアレルギー疾患です。花粉症で生命を脅かされることはまずありませんが、日常生活に大いに支障をきたす厄介なものですね。私自身も数年程前から花粉症になり、花粉が飛び出すと敏感に鼻水、目のかゆみといった生体反応がおこります。困るのは、診察中に急にくしゃみ、鼻水がではじめることがあり、鼻水を隠すためにマスクを手放せません。病院の手術室は、外気を入れない陽圧環境になっており、病院勤務の頃はこの時期手術室に入ると、花粉症の症状がピタリととまって快適だったことを、思い出します。花粉症の方、おだいじに。
 先月の2月8日の午後、当クリニックにて、医療講座「マンモグラフィによる乳がん検診」を行いました。18名の参加者がおられ、普段置いてある12脚の椅子のほかにクリニックにある限りの椅子を持ち出し、広いとはいえない待合室で皆様詰めあって、約40分の間、講演を聴いていただきました。病院勤務の頃も、月に1回程、乳がん検診の啓蒙活動として、近くの公民館や婦人会の集まりに出向いて、講演していました。多いときは100名程の時もあり、少ない時は3名の方と個人面談のようにやらせていただいたこともありました。私の医療講座を聴いて、実際に乳がん検診に病院を訪ねて来られ、早期の乳がんが見つかり、手術をされた方も何名かいます。もちろん、乳がん検診をして何も異常がなければ、「良かったですね、安心してください。」とお伝えして、こられた方も、ほっとして帰れるわけで、それに越したことはありません。クリニックでの診療になったこれからも、地域の皆様に、乳がん検診の重要性について発信していきたいと考えております。皆様、お時間がありましたら、一度是非聴いてみてください。次回は、4月15日、日曜日の午前
11時を予定しております
 
No.5 平成19年5月7日
 お天気に恵まれた今年のゴールデンウィーク、皆様思い思いの過ごされ方をしたことと思います。新年度になって約1ヶ月が過ぎ、仕事や勉学、育児や子供の教育などと、何かと心身ともに疲れが溜まってくる頃であり、ここらで一息入れて気分転換することも大切です。当クリニックでは、現在ひと月に40件程の上部内視鏡を行っていますが、3月から4月にかけて多かったのは、胃や十二指腸の潰瘍性病変でした。すでに、「ピロリ菌の最新事情」でお話しましたように、胃・十二指腸潰瘍の主役はピロリ菌であることが分かっていますが、ピロリ菌感染に加えて、心身にストレスがかかると、潰瘍が発症しやすくなります。事実、潰瘍が見つかった方々の80〜90%にピロリ菌感染が認められ、よく問診して伺うと、さまざまな事情で過労や睡眠不足になっておられるようです。しかも、年代は20才代から30才代の若年層に多いのが特徴です。3月、4月と、年度の切り替わりの時期に、多忙だったり神経を使うことが多いのではないでしょうか。皆様のご自分のペースで、生活のリズムを作っていかれるようにして下さい。
 昨年6月に制定された「がん対策基本法」が、本年4月から施行されています。日本のがん対策に関する基本的な事項が、法律として条文化されています。ちなみに、その第6条には「国民は、必要に応じ、がん検診を受けるよう努めなければならない。」の一文があり、がん検診の重要性を示しています。現在、日本の行政検診の対象となる5つのがん(胃がん、大腸がん、乳がん、肺がん、子宮がん)の平均受診率は17%だそうで、がん死を減少させるための目標となる検診受診率の70%には、遠く及んでいません。わが国のがん検診は一般財源化されていて、市町村の財政事情はきびしい状況でありますが、受診率の向上のためには、行政と医療関係者による国民一人ひとりへの地道な意識改革が必要と思われます。生活習慣の改善に伴うがんの予防も、がんの罹患率の減少には欠くことのできないことですが、がんになっても死なないようにする、すなわち「がんの早期発見」のために、皆様に是非ともがん検診について、よく考えていただきたいと思います。昨今、がん保険というものが人気があるようですが、もしもの備えも重要と思いますが、がん保険には入っているけれど、がん検診は受けていない、なんてことがあったら、本末転倒になってしまいます。また、がん検診を受けることにより、ご自分の健康管理に関する意識が変わってくるという、相乗効果もあります。これまで、ほとんどがん検診は受けてこなかったという方、今年から定期的な受診をしてみませんか。
 当クリニックも、昨年10月の開院以来半年が過ぎました。4月末までに、上部内視鏡検査233名、下部内視鏡検査45名、マンモグラフィ検査256名の方に受けていただきました。がん検診に関しては、今後ともできる限り皆様に受けていただきやすいように、日時の調整等をしていこうと思っています。また、質の高い検診を実践するための精度管理には、学会への参加など、常に最新の医療情報を得られるようにしていかなければいけないと考えております。学会参加による休診がしばしばあるかと思いますが、ご容赦の程お願いいたします。
 
No.6 平成19年8月9日
 自民党の大敗に終わった今回の参院選。「年金問題」や「政治とカネ」のことが、その大きな要因だったことが報じられています。確かにそれもそうでしょうが、この結果は多くの人達の胸の内にあった、いろいろな不満や不安が積もり積もってのことだったと思います。参院選ではほとんど報道されていませんでしたが、国が推進している医療費抑制政策は、日本の医療を極めて深刻な方向へ向かおうとさせています。患者さんの窓口負担率は先進諸国と比べて突出した高さとなっています。また、療養病床の削減やリハビリの日数制限といった高齢者に厳しい政策に加え、来年度からの新高齢者医療制度では、70〜75歳の窓口負担が1割から2割に増えるなど高齢者の負担が増える内容ばかりです。10年ほど前、イギリスでは医療費抑制政策が行われた結果、医療を受けられない人が増加し社会問題となって、2000年から医療費抑制政策をやめました。医療や福祉、教育などは、いかなる時代であっても最も優先されるべき政策の1つであり、今回の選挙で、医療政策を含めこれまでの国の政策に国民が「ノー」と言ったのではないでしょうか。誰もが費用の心配なく安心して医療が受けられるよう、国は責任を持って財源を増やすべきと考えます。

 この8月より当クリニックでは、なかなか健康診断を受ける機会がない、といった方を対象にした人間ドックを始めました。内視鏡で行う胃がん検診をはじめとして、大腸がん、肺がん、(女性の場合は、乳がん、子宮がん)等のがん検診を行い、高血圧・高脂血症・糖尿病などの生活習慣病のチェックを行います。動脈硬化は、眼底検査で細動脈の状態を判定します。実は、人間ドックの導入に際して、眼底検査が最も苦労しました。キャノンの眼底カメラを購入、眼底写真の撮影の猛特訓、撮影された写真を眼科医に診てもらうための交渉、といろいろありました。これを可能として、かなり充実した内容となりました。朝の8時30分、腹部エコー、胃内視鏡から開始し、11時頃には終了します。1日1名限定です。終わってから、おいしい昼食を食べて、午後からまたお仕事などに気持ちよく頑張ってみてはどうですか。(昼食は出ませんので、お間違いなく・・・)ご負担の料金は、できる限り低めにしました。お勤めの方などは、加入している健康保険組合から補助金が出る場合がありますので、問い合わせてみてください。ご関心のある方は、内容を記載したパンフレットがありますので、受付にお尋ねください。この人間ドック、トップバッターとして、私自身が受けてみました。(もっとも、胃カメラだけは自分ではできませんが。)自分の健康状態を知る良い機会となりました。

 夏らしい暑い日が続いています。皆様、夏という季節を気持ちよく感じながら、元気にお過ごしください。

 
No.7 平成19年10月10日
 昨年の10月10日に開院して以来、早いもので1年が経ちました。ずっと病院勤めだった私ではありましたが、クリニックの診療も今までの延長にありましたので、診療面では自然に移行することができました。ただ、医療事務に関することはほとんど知りませんでしたので、初めは診療報酬の本を傍らに置きながら細かな保険診療の数字と格闘する日々が続きました。開院時に集まった受付、医療事務のスタッフ5名も、経験者もいればまったく未経験の人もいて、私と同様かなり冷や汗の出る思いをしていたようです。ただ、使用している電子カルテとレセプトコンピューターは、間違った入力をするとチェックされる機能があり、また電子カルテの会社のインストラクターがいつでも待機していて分からないことに応じてくれるため、大いに助かりました。その事務スタッフも1名も辞めることなく、現在ではキーボードの入力が随分と軽やかに響いているのが、診察室から聞こえています。
 当初、週に1日しか勤務できなかった女性のマンモグラフィ撮影の認定放射線技師が、週4日来てくれることになりました。彼女は、私が病院勤務の時にマンモグラフィをとってもきれいに撮ってくれていた技師で、現在は当クリニックや乳腺で有名な稲毛の川上診療所などに勤務しています。マンモグラフィ検診で最も重要な作業の1つは、あるかもしれない病変をいかに映し出すかにあります。マンモグラフィは、適正な乳房のポジショニングと圧迫する力、適度なレントゲン線量によって、きれいな写真が撮れるわけで、病変部が映し出されていなければ、いくら目を皿のようにしてみても見つからないわけです。当院で1年間に乳がん検診を受けられた方は、560名でした。発見乳がんは8名であり、発見率1.43 %でした。乳がん検診のがん発見率は、一般的には 0.4〜0.5 % と言われており、当院ではかなり高い発見率になっています。高い精度であることの他に、初回受診者が多かったことと、有症状受診が含まれていることもその要因と思われます。
 途中から加わったスタッフとしては、看護師が1名、臨床検査技師が1名います。看護師は、東京の病院で5年間消化器外科病棟に勤務していた経験があり、消化器関係に詳しいです。外来経験はありませんでしたが、すぐ慣れてやってもらっています。臨床検査技師は、健診や人間ドックの勤務の経験があり、当院でも、採血・心電図・眼底カメラなどの検査をてきぱきとこなしています。他に、抗がん剤治療のある日は、抗がん剤の処置に慣れた看護師が週1日来てくれています。
 最も多く来られている疾患は、消化器関連です。1年間の内視鏡件数は、上部471件、下部 76件でした。多くの良性疾患の他に、胃がん・大腸がんや肝臓がん・すい臓がんの患者様がおられました。早期に発見された方も多く、乳がんの方も含めてご紹介先の中核病院で治療に専念して回復されることを祈っております。
 スタッフも充実してきて、私としては大変心強く感じながら、診療にあたれるようになりました。でも、浅学非才な私が、若い力や進歩している医学に置いていかれることのないように、日々勉強していかなければいけないと、気を引き締めていこうと思っています。
 
No.8 平成19年12月18日
 今年も残りあと少しとなり、この1年間はどんな年だったかなあ、とそれとなく想いをめぐらせる頃となりました。楽しかったこと、つらかった出来事、皆さんそれぞれ胸に秘める想いがあることと思います。また、仕事や育児、勉学など、皆さんが精一杯のことをされてきたと思います。でも、頑張りすぎて無理をしてしまうと、体のどこかに破綻が来ることがあるので、注意が必要です。よく、自律神経という言葉を聞かれると思いますが、これは活動する神経である交感神経と、休息する神経である副交感神経のことで、この両者がバランスよく働いて、体調が維持されています。それが、無理をしたり、緊張や疲労が続いたりすることにより、自律神経のバランスが崩れて、思わぬ症状がでてくることがあります。免疫力の低下から、病気が発症することもあります。私が関わっている診療科である胃腸も、この自律神経に極めて深く関わっており、何らかの原因により自律神経のバランスが失われて、吐き気、腹痛、下痢、腹鳴、腹部膨満感、食道のつかえ感等が起こることがあります。ストレスから起こる胃潰瘍はその代表的なものですが、検査をしても何の器質的な疾患も見つからないことがあります。がんや潰瘍などの器質的疾患が除外されたら、次に機能的疾患を考慮し、その要因を探り出すことになります。最近の研究では、白血球分画のうちの顆粒球とリンパ球の比率が、交感神経優位か副交感神経優位かを反映することが分かってきて、私も時折そのデータを参考にすることがあります。一方、休息する神経である副交感神経ばかりが優位に働いていても、体調を崩すことがあるので、適度な刺激が必要です。どうか皆様、うまく緩急を使い分けて、日常生活を送ってください。

 千葉県庁の近くに「Qiball(きぼーる)」という科学館が、今年10月にできたのをご存知ですか。その中にプラネタリウムがあり、どうも1000万個を越す星が投影されているということで、早速行ってきました。私は、1986年のハレー彗星の接近、2001年のしし座流星群の出現など、話題になる宇宙ショーがあると、夜を徹して見に行くいわば「しろうと・野次馬天文家」です。そのプラネタリウム、わずか45分の投影ですが、満天の星もさることながら、ナレーションのお姉さんの声と、癒される音楽で、半分は寝入ってしまいました。その3週間後、タイトルの違うプラネタリウム投影に再度行ったのですが、またまた寝てしまいました。寝入って見逃したというよりも、とってもいい気持ちになって帰ってきましたので、それなりに入った甲斐はあったかな、などとひとり思っていました。私にとっては気の安らぐ場所となりました。

 本年最後のクリニック便りとなりました。皆様、あわただしく感じる年の瀬ではありますが、1年間精一杯やってきたのですから、年末年始はできるだけゆっくりとお過ごしください。そして、新たな活力をもって、新年をお迎え下さい 。

 
No.9 平成20年2月18日
 2008年4月1日から、これまでの基本健康診査に変わってメタボリックシンドロームに焦点を当てた「特定健診・保健指導」(通称メタボ健診)が始まります。その目的は、糖尿病・高血圧・高脂血症などの生活習慣病のリスクを持つ受診者を選び出し、保健指導を行うことにより生活習慣病の予防に結びつけようというものです。確かに、生活習慣病は適切な治療がなされなければ、心筋梗塞・脳梗塞等の発症にもつながるため、その予防は中高齢者の健康の維持には欠かせない重要なテーマではあるのですが、今回の健診の基準設定を見ると、「これでいいの?」と思ってしまいます。保健指導となる対象者の前提条件は、腹囲かBMIが規定値を超えていて、これに血糖、脂質、血圧、喫煙のリスクが加わった場合なのですが、その腹囲が男性85cm以上、女性90cm以上となっています。すでにメディアでも取り上げられていましたが、男性の腹囲85cmと言うのはごく平均的な数値であり、保健指導の対象者が続出してしまうと思われます。これでは、健常者を保健医療に巻き込んでしまいかねません。男性のズボン服売り場だって、腹囲85cmあたりが一番品揃えが多いですよね。また、女性の90cmはいかにも高すぎ、80cm以上くらいが妥当と国際糖尿病連合が、昨年言っていました。国際的にも、女性の方が腹囲の基準が高いのは、日本だけになってしまいます。こちらは逆に、リスクのある女性を見落としかねないことになってしまいます。健常者が対象の健診(がん検診も含め)では、受診することによる健康への利益が、不利益を大きく上回らなければ、質の良い健診とはいえず、そのためそれぞれの健診の有効性は、十分議論されないといけません。今回の特定健診は4月からスタートすることがすでに決定していますので、当院としてもまずは取り組んでいきますが、現場での状況を肌で感じて、問題解決のための意見を出していくことが医師の役割と思って、やっていきます。

 開院以来の乳がん検診受診者は、現在900名を越えました。マンモグラフィの精度管理には、十分な時間をかけて行わなければいけません。当院の放射線技師が、毎朝ファントムという乳がんに見立てたいくつかの微小な模型のようなものをフィルムに写して、写るべきものが撮影されているかのチェックをしてくれています。昨年に撮影したマンモグラフィのフィルムをマンモグラフィ検診精度管理中央委員会に提出し、検診マンモグラフィとして適切であるとの評価を得て、本年2月にマンモグラフィ画像認定施設としての施設認定を受けました。花見川区では、初めての認定医療機関となりました。今後も、私や放射線技師が中心となり精度管理の維持に努めていくことをスタッフ一同心がけていこうと思っています。

 今年は、なんだか例年の冬に比べてとても寒く感じるような気がします。でもきっと、以前寒かったことは忘れて、「今年は寒い」と言っているのかもしれません。2月も後半となり、あと1ヶ月もすれば、桜のたよりも聞ける時期になりますね。日本人は皆、桜が咲く頃の春に対する共通の想いがあると思います。皆さん、楽しみにして春を待ちましょう。

 
No.10 平成20年4月10日
 3月下旬、家族で石垣島と西表島に行く機会を得ました。沖縄本島のさらに南、台湾のすぐ近く、こんな南の島も日本の中なんだ、とあらためて知りました。気温は25℃程で、初夏のような陽気でした。今回の旅行は娘がすべて計画し、私や妻は自分の荷物の用意だけして出発。若い娘のハードなスケジュールにふーふー言いながらも、珊瑚礁で敷きつめられた透き通るような海でのシュノーケリングと西表島での亜熱帯の原生林(マングローブ)のなかを行くトレッキングをやってきました。ファインディング・ニモでおなじみのカクレクマノミにもまじかで出会い、天然記念物のカンムリワシもおでまし。不思議な形をした原生林も、印象強いものでした。自然に接することを目的としたわずか2泊3日の旅行でしたが、心地良いひとときでした。自然と触れ合うことによって得られる新鮮な力を実感しつつ、また日常の診療を行なっています。

 「チーム・バチスタの栄光」という医学ミステリー小説を読みました。2006年「このミステリーがすごい」の大賞を受賞、すでに映画化もされ、マスコミにも取り上げられていましたので、ご存知の方も多いと思います。連続して起こる謎の術中死、医療過誤か殺人か。テンポの良い展開で、キャラの立つ人物設定、それでいてスリリングでリアルな医療現場の描写と、夜はソファでうたた寝をきめこむ私ですが、それを忘れて一気に読んでしまいました。この小説の作者、海堂尊はペンネームですが、現役の勤務医であり、私と同じ千葉大学出身で、外科医(彼は第1外科、私は第2外科)です。小説の中に出てくる、「市内で一番標高が高い、小高い丘に建つ大学病院」の表現は、まさに亥鼻山の千葉大学病院を連想してしまいます。また、チーム・バチスタの所属する臓器統御外科という名称も、作者の出身である第1外科は現在、臓器制御外科とよばれており、大いにそれを意識していることと思われます。大学病院の現状、医療訴訟の問題にも触れており、単なるミステリー小説とはいえないところが感心させられました。関心のある方は、読んでみてはいかがですか。映画も観たのですが、こちらは★★★☆☆位でした。余談ですが、映画やテレビになったあの「白い巨塔」(山崎豊子作)、舞台となったのは千葉大学だったという話は、ご存知でしたか。

 当クリニックも開院以来、1年半が経ちました。内視鏡検査が、すでに1000件を超えました(上部:861件、下部:153件)。毎朝のこととなった1件目の検査終了後、「すぐ洗浄して」という私の声に、スタッフも悲鳴をあげながらも、せっせとスコープの洗浄に入っています。午前9時の診療開始前に上部2件を行ないますので、検査終了後には朝食を食べて、それから会社やご家庭のお仕事ができ、1日を有効に使うことができると思います。乳がん検診者は1100名を超え、マンモグラフィとエコーの精度管理に益々努めていく責務を感じています。開院以来、乳がん検診の予約枠を徐々に増やしており、日本で増えている乳がんの早期発見のために、多くの方に受診していただければと思っています。

 
No.11 平成20年6月25日
 今年4月から始まった後期高齢者医療制度、新聞やテレビで毎日のように取り上げられています。はじめは複雑で良く分からなかったこの制度も、これだけマスコミで報道されると、その制度のいろいろな面が見えてきました。その成り立ちを見てみると、健康保険、なかでも財政が極めて厳しい状況になっている国民健康保険を守るために、リスクの高い75歳以上の高齢者を切り離してしまった、というのがこの制度の発端のようです。さらに、高齢者医療を地方自治体に押し付けようとしている意図があります。国の医療に対する姿勢は、医療費適正化計画の名の下、医療費の抑制・削減を図って行くことにあり、後期高齢者医療制度もその一環として生まれました。この制度に多くの批判が集まっていますが、当然ではないでしょうか。そもそも保険というものは、リスクの高い人と低い人が一緒に加入して、リスクを分散させるのが本来のやり方です。ましてや、これまで日本を支え育ててくださった高齢者を分けてしまうとは、とんでもない話でしょう。国や現役世代が皆で高齢者を支え、安心して過ごしてください、というのが筋というものです。今後、75歳以上の人口はさらに増えていきますが、高齢者自身が負担する保険料も増大することになります。すべては、財政再建のために医療が犠牲となって医療費が抑制されたための結果である、といっても過言ではありません。2年前に、医療制度改革法案として国会で可決通過してから、ほとんどその詳細に関する試案も知らされず、国民への説明もなかったと思います。もっと、学識者や当事者である高齢者自身の意見を広く取り入れていれば、いざ施行してしまってから、いろいろな問題が起こることはなったことでしょう。法律を作る日本の為政者の方に、もっと国民の健康を大事にしてもらいたいです。

 先日の5月29日、千葉乳がん診療地域連携協議会が発足しました。その目的は、乳がんの地域連携をさらに普及させて、診断から治療、さらに術後の経過観察までを地域が一体となってみていこうというものです。例えば、乳がんの診断となった患者さんを、すみやかに県がんセンターなどの基幹病院で手術し、術後は患者さんの地元でガイドラインにそった治療と経過観察をしていこうというようなことです。この協議会は、千葉県がんセンターの山本尚人先生が中心となって代表世話人をされており、私も世話人をすることになりました。術後経過観察をしていく患者さんが、不安なく通院できるためには、術後の長期にわたるホルモン治療や再発の有無の検査を、エビデンスに基づいた最新の知見を元に過不足なく行なうことが重要になります。協議会発足時にも、術後経過の検査のガイドライン作りに最も多くの時間を費やしました。現在、私のクリニックには約60名の乳がんの術後患者さん(数名は手術されていない方もおられる)が来られています。皆さんとっても明るく、元気に来院されています。そういう触れ合いが、私自身の原動力にもなっています。今後も、千葉県の乳がん診療の発展向上のため、微力ながら尽くしていきたいと思います。

 
No.12 平成20年8月21日
 当クリニックで行なっている上部内視鏡の検査件数が、開院以来1年8ヶ月の去る6月中旬に1,000件を超えました。朝9時からの診療前に、2名の上部内視鏡を行なっているのが、今では日課になっています。ただ、この定時検査だけでは今の件数にならず、臨時の検査が約250件程行なわれました。「胃が痛い」という患者さんに、「では、検査の予約の空いている2週後にやりましょう」というのはいかにも遅く、クリニックなりの機動力を生かして、なるべく早めにやれるようにしています。そのために、昼過ぎや夜に行ったりもしています。
 内視鏡検査で重要なことは、3つのことに尽きる、といつも肝に銘じてやっています。
@高い精度
  なんといっても、正確で精度の高い診断をすることです。見落としは、決してないように。そのために重要なことは、「集中力」と思っています。(乳がん検診のマンモグラフィやエコーの読影と似たところがあります。)3ミリの病変は、通常は見えます。経鼻内視鏡の利点を生かして、患者さんにも、病変部から正常部までをライブでモニターで見てもらっています。2割ほどの患者さんは、終始目を閉じていて、私が一方的に話している、という光景になっていますが・・・。また、各部位の撮影の他、動画をDVDレコーダーのハードディスクに録画しており、後からも確認できるようにしています。
A安全な検査
  内視鏡検査は、時として偶発症が起こりえます。これを極力なくすこと。そして、感染対策は、万全を期すこと。これまで、ごく軽度の鼻出血がありましたが、軽い圧迫で止まる程度でした。また、内視鏡の洗浄・消毒は、全例が感染症ありとの考えで、ガイドラインに基づいた方法で理論上では感染は起こり得ない体制で行っています。特に危険な生検かん子は、オートクレーブで完全滅菌しています。
B苦痛のない検査
  「経鼻内視鏡でやれば必ず楽にできるのか」、と問われれば、残念ながら「ノー」とい うしかありません。鼻の麻酔、咽頭の通過方法など、少しずつ変えてきましたが、どうしても「鼻が痛かった」「のどの反射がつらかった」という患者さんが、1〜2割はおられます。また、鼻が狭く、経鼻挿入が困難なケースが、20名に1例程はあります。経鼻内視鏡で良かった、と言ってもらえるのは、全体の8割くらいと思っています。これでもつらい方は、静脈麻酔を使って眠っている間に行なう内視鏡検査を行なっている施設もありますので、そちらをお勧めします。
 これまでに、食道がん、胃がん等の悪性疾患は、8例見つかっており、すでに基幹病院で治療にあたられました。ご回復を祈っております。また、多数の胃潰瘍、十二指腸潰瘍の患者さんは、ほとんどがピロリ菌の除菌治療を済ませております。 鼻腔の挿入は自分なりにパターン化してきましたが、鼻腔の形は各人少しずつ違いがあり、各患者さんごとに新鮮な気持ちでやっています。いつかまた、2,000件に達した時に、何らかのご報告をしたいと思います。
 
No.13 平成20年10月14日
 2006年10月の開院以来、ちょうど2年が経過しました。毎朝、クリニックを開けて医療機器やパソコンの電源をすべて立ち上げ、すぐに内視鏡の準備、そして内視鏡介助のスタッフとともに朝一番の胃カメラ検査の患者さんをお待ちする、そんな朝が1日の始まりです。そして、朝9時までに2件の胃カメラを終了し、さあ午前の診療の開始とばかりに、さらに気合を入れています。その頃には、他のスタッフもそれぞれの準備を整え、あるいはすでに検査を始めていたりします。診療時間内には、乳がん検診、外傷の処置、慢性内科疾患、さらには腹部エコー検査、特定健診の検査など、さまざまな患者さんがいらっしゃり、各スタッフがその持ち場で頑張ってくれています。それぞれの患者さんの症状や訴えは少しずつ違っているわけで、少ない時間で正確な診断や的確な処置ができるよう、日々の研鑽が大切と皆を励ましています。
 さて、この2年間に行なった主な検査や手術の件数と結果の一部を呈示いたします。
 
  【検査】   【件数】 【発見がん症例】    
上部内視鏡 1,206件 食道がん、胃がん・・・・・ 10例
下部内視鏡 215件 大腸がん・・・・・・・・・ 11例
腹部エコー 910件 肝臓がん、 膵臓がん等・・・ 8例
マンモグラフィ 1,697件 乳がん・・・・・・・・・・ 25例
  (乳腺エコー) 1,745件    
  (細胞診、針生検) 168件    
  【手術】 【件数】
急性疾患(外傷の縫合処置、等) 170件
待機的手術(良性の乳腺腫瘍摘出、 粉瘤摘出、等) 64件
 

 もちろん、「がん」を見つけることばかりが目的ではなく、症状をきたす良性疾患の多くも検査をして見つかるケースが多々あります。問診や身体の診察(触診や聴打診)から得られる情報(理学的所見)は、大変重要ではありますが限界もあり、消化器や乳腺の診療には、やはり内視鏡や画像診断が欠かせません。今後も、ためらうことなく必要な検査は即時行なっていこうと思います。よく、待合室には患者さんが待たれているのに、診察室には誰もおらず、し〜んと時が10分、20分と過ぎていることがあります。この場合のほとんどは、奥の部屋で急性疾患の患者さんの診察か検査をしているか、急な外傷の患者さんの縫合処置をしています。待たれている皆様には申し訳なく常々思っておりますが、目の前の急性の患者さんの解決なしには前に進めず、ご容赦のほどをお願いいたします。

 大きな総合病院に行かずとも、当院でできる外来通院での治療や検査は、身近なクリニックでも病院と同様にできるよう、これからも努めていこうと思っています。
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